何者にもならない小市民

読んだ本とか漫画の感想やメモ

『日曜は憧れの国』 感想

やがて四ツ谷駅前に到着する。駅のすぐ傍に建つこぎれいなビルが四谷文化センターだった。

入り口には「憧れの国へようこそ。あなたの憧れが未来への原動力です」とある。

憧れか。ではわたしみたいに対した憧れもない人間は未来に進めないのだろうか。 

 

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

日曜は憧れの国 (創元推理文庫)

 

 

ミステリです。日常の謎ってやつですね。

 

いつものようにタイトルに惹きつけられて買った作品。

「憧れの国」ってなんだか楽しいフレーズです。平日の規則的な生活から抜け出して、日曜日に憧れの国という非日常がある。なんだかワクワクします。

 

ちなみに円居挽の名前は以前からよく知っていましたが読むのは初めてです。

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『狂気の山脈にて』1~4巻(完) 感想

我々は今世紀最大の発見をした!

南極大陸の奥に漆黒の山脈あり! 

 

 

前々から読みたいと思っていた作品。

地元の本屋になぜか1巻だけ在庫がなかったのでながらく買えなかったのですが、先日遂に1巻が入荷されたので喜んで4巻まとめて買ってきました。

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『りゅうおうのおしごと!』7巻元ネタ集

 

 アニメも始まり、7巻も発売です。

今回も元ネタを調べます。なんだか久しぶりですね。

情報が正しい保証はないのでご注意ください。というか大目に見てください。

 

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『帰ってきたヒトラー』 感想

ここ数十年間私の偉業を伝えるべく素人どもが苦労したようだ 

 

 

 

帰ってきたヒトラー 上下合本版 (河出文庫)

帰ってきたヒトラー 上下合本版 (河出文庫)

 

 

 お正月に本棚を整理していたら出てきた本。ついつい手に取って読み返しているうちにとうとう映画を観たくなってレンタルしました。

 

2011年にドイツで出版されるとすれすれのブラックジョークと異色の切り口で話題になり世界中で発売されたギャグ小説です。

ドイツではヒトラーを賛美するような内容の本は法律で禁止されているのですが、ここでは非常に人間的でユーモラスな存在としてヒトラーを描いているの物議をかもしたそうです。

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『11人いる!』 感想

 一人多いぞ

十一人いる!

 

11人いる! (小学館文庫)

11人いる! (小学館文庫)

 

 11人いる! 萩尾望都

 

とある縁あって手元に舞い込んできました。名作と言われる作品ですね。

萩尾望都は初めて読みました。

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