何者にもならない小市民

読んだ本とか漫画の感想やメモ

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『じけんじゃけん!』3巻 感想

「犯人」じゃ! いま私ぶち「犯人」になっとった! じけんじゃけん! 3 (ヤングアニマルコミックス) 作者: 安田剛助 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2017/12/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 買ってきました第3巻。 文化祭の話が終わっ…

『紅井さんは今日も詰んでる。』1・2巻(完)感想

「 そう 将棋指しはわがままなのよ 相手の主張を咎め 己の主張はムリにでも通す」 「ますますコイツと関わりたくねー」 紅井さんは今日も詰んでる。 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 作者: 尾高純一,野田大輔 出版社/メーカー: スクウェア・エニッ…

クリスマスに読んだ怖い絵本を懐かしむ

久々の懐かしむシリーズです。今回は記憶が曖昧。所々捏造があるかも。 小学1年生か2年生のころのクリスマスの日の朝。 「仕事でちょっと遅くなるけど、8時頃に帰るからそれまでこれでも読んで待っててちょーだい」と1冊のちょっと長めの絵本を親から手渡さ…

『刺青・秘密』 感想

その女の足は、彼に取っては貴き肉の宝玉であった。 拇指から起って小指に終る繊細な五本の指の整い方、絵の島の海辺で獲れるうすべに色の貝にも劣らぬ爪の色合い、珠のような踵のまる味、清冽な岩間の水が絶えず足下を洗うかと疑われる皮膚の潤沢。 刺青・…

『私の家では何も起こらない』 感想

ここは私の家だ。私の住む、とても居心地のいい私の家。私の住む家では、そんな不吉なことは何も起こらない。 私の家では何も起こらない (角川文庫) 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/11/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) …

『藤子F不二雄異色短編集』1~4巻 感想

人間は変わるもんだぞ。きみも頼子も。 愛は色あせ情熱も冷え、暮らしの垢が重苦しくこびりついて、 やがて苦い目覚めの朝が…… ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) 作者: 藤子・F・不二雄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 1995/0…