将棋系Vtuberとlishogiにハマってる
お久しぶりです。
1年以上ぶりでしょうか。コロナは相変わらず収束していませんが、皆さんお元気でしょうか?
私はそれなりに忙しい日々を送ってはいるものの、元気です。
1年間でいくつかのイベントがありました。
ワクチンを接種しました。はちゃめちゃに熱が出ました。39度なんて久しぶりです。それも解熱剤飲んだうえで39度でしたからね。
地方勤務から東京に戻りました。
従姉妹の子供がお年玉をせびってきます。かわいいです。
本は、少しは読んでます。
小野不由美の「ゴーストハント」シリーズ、相沢沙呼の『Medium』『Invert』、米澤穂信『本と鍵の季節』、積んでた「階段島」シリーズも読み終わり、こんどはSFも読んでみるかとJPホーガンの『未来からのホットライン』「星を継ぐもの」三部作を読みました。
ブログ復帰していきなりそれらの感想を書くのはしんどいので、またおいおい。
ここでは私がブログをサボってしまった原因についてだらだら書きましょう。
何を隠そう、いや全く何も隠しませんが、ブログをサボっていたのは、最近将棋関係のとあるコンテンツに目移りしてしまったからなんですねえ。
それが今回のテーマ、将棋系Vtuberです。
将棋系Vtuberとは
将棋系……の前にいちおうVtuberについて説明しておきましょう。
VtuberとはVirtual Youtuberの略、要するに(主に2次元の)アバターを使ってユーチューバーみたいなことをやる人のことです。キズナアイとかが有名ですね。
めっちゃみじかいですがVtuberの説明終わり。
その中でも将棋関連に特化して動画や配信をしている人が将棋系Vtuberと呼ばれます。
Vtuber黎明期(4年前ぐらい?)に将棋系Vtuberもぽつぽつと生まれ、今は全体で数十人いるようですね。
あたりいたるさん、野枝こころさん、鷺宮ローランさん、未良々桂さんあたりが先駆者でしょうか。まあよくわかってないですが。
将棋系Vtuberの良いところ
将棋系Youtuberと将棋系Vtuberで何が違うか、表面的にいえばリアルの顔を出しているかアバターを通して自分を出しているかという違いなんですが、私から見て重要な点は、コンテンツの方向性が私に合っていることと、視聴者と良い関係を築いていることです。
(単に絵面がかわいいというのも私にとって結構重要な点ではありますが)
プロの将棋界は強さがものをいう世界。強い人がタイトルをもち、強かったプロが将棋連盟の要職に就きます。弱いプロは2chやSNSで厳しく評価され、どんな人格者であろうとなかなか将棋界の中心にはいられません。そのことをプロもファンも割と当然と受け止めています。
その空気は将棋系Youtuberの世界にもある程度伝播している気がします。
強い将棋系Youtuberは支持され、持ち上げられる一方、弱い人の将棋実況が成功することは稀です。弱いままだと視聴者からの要らん「アドバイス」で埋め尽くされ、衰退していきます。
一方で将棋系Vtuberは良い意味でガラパゴス化していて、極端に強い人はあまり多くないようです(それでも上位層はかなり強いんですが)。全体としてチャンネル登録者が少ないこともあるのでしょうが、視聴者と丁寧に向き合うトークや企画が多い気がします。
棋力も高段者から級位者まで様々で、それぞれがひと工夫しながら将棋や将棋以外のコンテンツを提供しています。例えるなら小さな個人バーみたいな居心地の良さ。小さな個人バー行ったことないけどね。
配信でコメントとかは私はあんまりしないのですが、見てるだけで楽しいです。
その居心地の良さにゆるゆると浸かりながら、「まあ、頑張ってブログ書かんでもいいかあ」となっていたのがこの1年でした。
よく見ている将棋系Vtuber
鷺宮ローラン
かなり初期からやってらっしゃるVtuber。低くて渋い声が心地よく、長時間配信でも気持ちよく聞いていられる。配信頻度は低いものの毎回工夫をこらしたネタを用意して配信をしてくれるのも嬉しいところ。
将棋の嘘テクの配信が好み。これはワザップみたいに雑な裏技の将棋バージョンを募集する大喜利大会みたいなもの。投稿された100以上のネタに対してローランさんとゲストの綾瀬綾さんがツッコミを入れていくという企画でした。
昔「声に出して読みたい棋譜コメを読むASMR配信」をやってた記憶があってそれも大好きだったんだけど、どの配信アーカイブかわかんなくなった。
最近はRTB将棋(リアルタイムバトル将棋)を布教したり大会を開いたりしているご様子。
これは将棋からターン制を取っ払ってリアルタイムで駒をどんどん動かせるという将棋風アクションゲーム。ぷよぷよに近い。ぷよぷよやったことないけど。
とんでもなく駒がめまぐるしく動くカオスさが面白い。
私も買ってやってみたけど割と楽しめました。全然指と頭がついてこないけどね。
最近Steamでも遊べるようになったらしい。
紫陽花さくら
Vtuberの中ではそこまで棋力が高いわけではないのだが、指しているときは本当に一生懸命指しているのがストレートに伝わってくるところが好き。もちろんほとんどのVtuberがマジメに指してるんだけど、紫陽花さくらさんの対局時の気持ちの入れようはちょっと特別。負けたときは露骨に元気がない。
とか言っていたら今日もV名人戦で負けてしょんぼりしていた。
ちなみにV名人戦というものについてちょっと説明。
将棋系Vtuberは数十人いるのだが、彼らが開催している将棋大会がV名人戦。新たに生まれた将棋系Vtuberはだいたいこの大会に参加して名を視聴者に知らしめていく。
紫陽花さんは声も特徴的で、いわゆる両声類というやつですね。たぶん。もしかしたら違うかもしれない。両声類だから好きというわけでもないですが、紫陽花さんはどの声でも魅力的。初めて聞いたとき声優だと思ったぐらい。モノマネも声を使い分けながらノリノリでやってくれる。
新しい将棋対局サイト lishogi
将棋系Vtuberや海外将棋プレイヤーが最近よく使っている対局サイトにlishogiというサイトがあります。これに可能性を感じているのでちょっとここで書いておきたいです。
lishogiは完全無料ながら軽くて高機能。将棋倶楽部24より安定しているし、デザインも24や将棋クエストより洗練されている感じがします。もちろん棋神制度もない完全実力制です。友達対局もやりやすく、時間設定もフィッシャー・切れ負け・秒読みすべてに対応していて、時間設定も自由自在。秒読みの時間やフィッシャーの1手ごとの追加時間は1秒単位で決められます。
さらに次の一手問題や詰将棋が計5000題以上登録されているというおまけつき。
機能面では既存のあらゆる将棋サイトを完全に凌駕しています。(唯一、感想戦の利便性は81dojoが優ると思いますが)。
同時接続数が少ないのだけが今の欠点です。将棋倶楽部24にいる人たちが全員lishogiに乗り換えてくれれば解決するのですが……
lishogiでは定期的にアリーナという将棋大会が開催され、気軽に実力の近い多くのプレイヤーと対局できる環境が整っています。個人がアリーナを主催することもできます。
将棋系Vtuberや一部の将棋系Youtuberの方たちが結構頻繁にアリーナに参加したり開催したりしてくれるので、それに私自身も参加して指させてもらったりしています。
配信者と視聴者が相互に将棋で関われるのは楽しいですね。
みんなもまずは登録してみよう。
使い方はこれ見ればだいたいわかります。
なんとなく使い方わかったらアリーナに参加してみよう!
だらだらと長いんだか短いんだかわからない「好き」を垂れ流しましたが、これが空白の1年の総括です。
将棋系Vtuber面白いですよ。lishogiも面白いですよ。
そんな感じ。