何者にもならない小市民

読んだ本とか漫画の感想やメモ

読書感想文に苦労する話

まあなんか記事を書きたくなったんですが、感想を書くのが苦手なので残念ながら今は感想記事を書けません。そもそも今のところ題材とする本がないという状態。連城三紀彦レジェンド2と満願を並行して読んでおります。読み終わらない。

というわけで、何がというわけでかわかりませんが、雑談記事でも書きます。読書感想文についてだらだらと。

 

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ダンケルク 感想

--We shall never surrender--

 

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映画なんて久しぶりに観ました。

 

普段まったく映画みないんですよね。別に嫌いというわけではないけれど、あんまり映画館に行こうとは思わないんです。何ででしょうね。マナー悪い人が近くにいると数千円が台無しだからそれがいやなのかな。

「君の名は」も「シン・ゴジラ」も「君の膵臓を食べたい」も「打ち上げ花火、~」も食指が動かず。最近で観たのは「夜は短し歩けよ乙女」だけです。もう最近でもないか。

 

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『煙の殺意』感想

--闇の夜は吉原ばかり月夜哉--

 

『煙の殺意』 泡坂妻夫

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米澤穂信が帯を書いたと言うことで、まあ読んで損はないだろうと思って買ってきました。『湖底のまつり』『11枚のとらんぷ』も結構面白かったですし。最近どこの本屋でも泡坂妻夫の本がプッシュされていますね。

 

本作は『湖底のまつり』とは違い8編の短編からなる短編集です。それぞれ簡単にあらすじと感想を書きます。

 

 

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月曜日の友達 感想

--灰色の校舎 紺の制服 黒い頭ばかりのこのモノクロームの世界に、たったひとつ月野の瞳だけが炎のように激しく光をまき散らし色を灯している。--

 

『月曜日の友達』 阿部共実
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阿部共実の最新作、買ってきました。

空が灰色だから』のハッピーエンドと鬱エンドどっちにころぶかわからないどきどき感にドはまりしてファンになってから全ての作品を買い集めようとしております。

 

主人公の水谷茜は運動と動物番組とUFOが好きな女の子。

そしてもう一人の主人公は学年一の変人と噂される月野透。色白で無口、スケバンの火木さんにいじめられてもとにかく無言。夜の街を徘徊しているとか下級生を強引に連れまわしているとか、はたまた奇天烈な自転車に乗っているとか、意味の分からない噂が数多くある人間で、茜も「月野と一緒にされたくない」と思います。

 

話は彼女が中学校に入学してしばらくのところから始まります。

きっかけはテレビの話題から。周囲が恋愛番組の話題で盛り上がるなか、そんなものより動物番組を毎週みている茜は話題についていけず、奇異の目で見られるように。その後もお洒落、カラオケと「中学生らしいこと」に関心が向く周囲の子とのズレに焦りを感じる茜は次第に学校が始まる月曜日にストレスを感じるようになってしまいます。

 

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校庭には誰もいない 感想

 --高校生って、世界で一番忙しいのかもしれないよ。一日に千時間あったって、きっとわたしたちにはそれでも足りない--

 

『校庭には誰もいない』村崎友

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 タイトルに惹かれて買いました。「校庭には誰もいない」、いいタイトルですね。青春学園ミステリであることがひと目でわかりますし、「誰もいない」という言葉のさみしさが学生時代に対する懐かしさとよくマッチします。

 

 主人公の葉音梢は合唱部の二年生。2人しかいない合唱部の部員勧誘、勉強、文化祭、合唱コンクール、アルバム委員とパワフルに動き回ります。

 探偵役はもう1人の合唱部で三年生の宮本耕哉。圧倒的歌唱力と推理力を持ち、梢が動き回って収集した情報をもとにひょうひょうと推理を展開します。

 そしてもう一人、物語全体のキーパーソンとして登場するのは野球部の渡来くん。二年生ながらプロ注目の実力を持つ投手で、笑顔も性格もさわやかという完璧な人間は多くの人を惹きつける存在です。

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